日本中央税理士法人/株式会社日本中央研修会
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Vol.12 (2003/7/30)

税務調査は怖くない!


1.避けられない税務調査

悪いことをしていなくても、なるべくなら税務調査は避けたいものですが、一般法人には4〜5年に一度くらい実施されますので、税務調査への対策と心構えについて考えたいと思います。

2.いつ税務調査が行われるのか

一般的に法人の税務調査は、8月中旬頃から年末に向けて活発化します。また、税務署の会計年度は3月31日ですので、1月15日から2月下旬までが年度末の追い込み調査となり、運悪く予算を達成していない調査官に当たった場合には、調査内容が厳しいものとなります。

3.税務署が来るとき

税務調査には会社に事前連絡がある場合とない場合とがあります。

  1. 連絡がある場合

    税務署から電話があった場合には、調査官の名前、担当部署を私ども顧問の会計事務所にご連絡を下さい。調査官の名前から税務職員名簿により、その調査官の役職等を調べることができますので、ある程度の対応を練ることが出来ます。

  2. 連絡が無い場合

    多額の不正、証拠隠滅が予測される会社や現金商売(パチンコ業、飲食店など)の会社には連絡なしで会社に来ます。その時は、「調査には協力しますが、税理士が来るまで待ってください」と言ってください。そして、顧問税理士が来るまでの調査官との対応は挨拶程度にとどめましょう。

4.税務調査の心得

  1. 社長がオドオドしていると、調査官は何か隠し事をしているのでは?と悪いイメージを持ってしまいますので、調査官との対応には常に平常心でいることが、重要です。
    また、調査官は税金にまったく関係のない世間話の中から、間接的な調査を始めていますので、雑談にも注意が必要です。特に、調査最終日の雑談で社長のもうじき終わる、という気のゆるみからポロッと発した一言が原因で、修正金額が増加するケースがよくあります。
  2. 軽微なミスは認めてしまうのも得策です。認めない場合、より多くのことを調査されることにより、調査日数も増え、結果として不利益となることもあります。

5.調査までに準備、確認すること

連絡のある一般の調査では、連絡から実施までに10日から2週間ぐらいの余裕がありますので、それまでに役員報酬や退職金の決定に係る議事録の作成等がきちんとされているか、固定資産購入や経費支払いの事実を証明する、請求書・領収書の整理がされているかどうかを確認しておきましょう。また、税務調査では社長、経理担当者の金庫、ロッカー、事務机の中身までチェックされる事がありますので、事前にきちんと整理しておくと税務調査がスムーズに進みます。

6.最近の傾向

赤字企業が全体の6割に達しており、法人税収入の見込めない赤字企業でも納めなくてはならない、消費税の処理、源泉所得税の徴収洩れ、印紙税の貼付もれなども細かくチェックされていますので、日頃から税務調査で指摘される事項がないように、細かい部分も含めて書類、帳票類をきちんと整理、保存することが重要です。