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Vol.37 (2004/9/17)

変動費と固定費を検証しよう!!


1.コストの中心は変動費、固定費?

売上の増減に応じて増減するコストが変動費、売上に関係なく、毎月必要なコストが固定費です。例えば、飲食業の場合、食材仕入は変動費、地代家賃は固定費になります。コストの中心が変動費か固定費かによって、売上と利益の関係は全く違います。

2.変動費型ビジネスの特徴

変動費中心型のビジネスのメリットは損益分岐点の売上高が低いため、売上が増加した場合に利益につながりやすくなります。一方、売上が減少しても大きな赤字にはなりにくくなります。

しかし、大きく売上が上がっても大きく利益は出ない点がデメリットです。

3.固定費型ビジネスの特徴

固定費中心型のビジネスのメリットは損益分岐点は高いが、それを超えて大きく売上が上がった場合、大きく利益が出る点です。しかし、売上が下がった場合には変動費で調整することができないため、いきなり大きな赤字になりやすくなる点がデメリットです。

例えば、SARSで航空会社の業績が落ち込んだときに、当初の予想よりも大幅に赤字が拡大したのも、航空会社は固定費中心のビジネスだからです。

4.固定費から変動費へ

正社員からパートへの切り替えやアウトソーシングによる固定費の変動費化がよく行なわれます。ただし、この対策後の費用の総額が減らなければ意味がありません。減らなかった場合、同じ額の売上が同じペースで増加しても、対策前よりも利益が上がらなくなるので注意しなければなりません。